来年と言わず今日から座右の銘「<あとで>と言うな」「<とりあえず>置くな」
まだまだ着工に至らない白玉邸。それでも新居の輪郭が少しずつはっきりしてきて、家族の意識もだんだん新しい暮らしに向かいつつあるように思う。家族の間でも「新しい家ではここがこう便利になるんだね」とか「不便だったこういうところがなくなるんだね」という会話が増えてきた。こどもたちもだ。収納スペースがないため足下の壁際に積み上げられた本や箱につまずく危険も、モノに阻まれて掃除が行き届かない場所も、定員一名の洗面所やトイレを忙しい朝7時台に声かけあって使う不便も、なくなることをみんなが期待している。御殿のように広い家になるわけじゃないけど今の床面積の倍にはなる家と、周囲にできる通路や庭。転校や新路線での通勤についての不安よりも、あたらしい自分たちの家でどう暮らすべきかを、少しずつだけどみんながそれぞれ、考えはじめているらしい。
着替えのたびに「その辺に」脱ぎっぱなしにしていた各自の服は、まだ着るボトムスやベルトなどはタンスに(今はクローゼットスペースがなく、皆で嫁入りタンス一棹を共有して、衣類をしまっている)、洗濯してほしいものは洗面室の洗濯カゴと、どちらかに<すぐ>片付けたほうが部屋がすっきり保たれること。使った場所や広げたおもちゃも、別のことを始める前にもとに戻せば、あとで苦労しないこと。各自の持ち物は、他の家族のさまたげにならないように整理整頓しなければならないこと。その整理整頓を人まかせにすると、自分があとで後悔すること。自分のスペースを整然と保つためには、持ち物を厳選して、置き場所を決めてはみ出さないようにせねばならないこと。はみ出したモノをより分けて、処分する勇気を持つこと。そして置き場所を考えない衝動買いの持ち込みは避けること。
そんなの当たり前じゃん!何を今さら?と思われた方のお宅は、きっとすっきり片付いているに違いない。家事をまかされた主婦役の人が心を配るのは当然としても、家族の協力がなければ、家の中は片付かず、あっという間に荒れていくのではないかとわたしは思う。とはいっても、実は一番私物を散らかして皆に迷惑をかけているのはわたしなので、上記の文章は書いていて自分の耳がズッキンズッキン痛くなってくるんだけど。
それでも今日は引き出しひとつ、今日はあの雑誌のバックナンバーを、と、わたしもこどもたちに声をかけて、少しずつ整理を始めている。新居に持ち込むモノが絞れたら現地の棚にすぐしまえるように、100円ボックスファイルにまとめたり。白玉ダンナは?あまりこういうマメな習慣はなかったように思うから、わたしが声をかけて「これとこれなら、どっちを残す?」とダブったモノを選んでもらい、収納システムのたたき台をつくってあげれば、あとは自分で微調整してくれるかな?
このように、今の家では几帳面とはとても言えない白玉家の面々。だけど、散らかった部屋よりは片付いているほうがいいってことも、掃除の行き届いた家が気持ちがいいことも、欲張るとモノに埋もれて自分の首が絞まることも、実感しているはずだ。めざすは掃除しやすい家。新しいモノが床に置かれない暮らし。現状が正直ひどいだけに、この引っ越しが家族みんなにとって、生活習慣をリセットするよいきっかけになってくれたらと、心から願っている。
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