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2013/02/10

「塔」13年02月号掲載歌

早すぎた十五の甥の祭壇に姉が選びし遺影の笑顔

少年は旅館の浴衣を気に入りて下宿先にて寝間着にしたとう

アウェーなる姉の婚家のキッチンで湯呑茶碗をひたすら磨く

焼香に四百人が来てくれたよ一人じゃなかったよ十五の君は

ただいまと喪服のままで留守番の娘包めばそのあたたかさ

ユニクロのスキニーパンツを穿き初めて十三の娘のカモシカの脚

表身を裏身に返し石枕露天の寝湯に五体を放つ

中学が明日弁当でスーパーのミニトマトからまず品切れす

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