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2010/08/29

「塔」10年08月号掲載歌

当事者たる数日間は詠う間もなく過ぎにけり中学入試

青白き六年生と保護者らがホームに目立つ二月一日

大手塾は横断幕持ち校門で揃いのリュックの列と握手す

子も親も塾も絶句の初日落ち とにかく寝かせて作戦会議

二日目を第二志望に変更しまず一勝をと冷静な夫

6月号に載った入試直後の自作歌を読んだら、その場でさらに
回想詠が次々浮かんで、今回掲載の連作が誕生。


折よく?今号の「作品合評」襴で、6月号掲載作の中から
有澤祐紀子さんと吉田恭大さんが評してくださった。

塾友(とも)と塾担任に謝辞を述べ親には触れぬ子の体験記


さらに「吉川宏志選歌欄評」襴で、受験ネタではないが
邑岡多満恵さんが拙作を取り上げてくださった。

「よろける」と「よろめく」の差をジェスチャーで見せても十歳首かしげおり

邑岡さんは<こうなった経緯に興味が湧いた>とのことだけど
これはゲーム等ではなく、自宅での会話の一幕でありました。

昔テレビで「エスチャー」という番組を見た。(古っ!!)
チームメイトの身振りを見て仲間が答える公開クイズ番組で、
その出題に「よろめき」が出た場面だけ、なぜか覚えている。

ステージでジェスチャー役(たしか男性タレント)が、
へなへなと横座りして床に手をつき、もう片方の手の甲を
自分の口元に当てるポーズが満座の爆笑を誘っていた。
「よろめき」という語が流行していた時代だったかも。

それを21世紀のわが子の前で再現してみた次第だが、
今思うと、首をかしげられても無理ないかも、と思う。
「よろめく」なる動詞を理解している高学年が居たら・・・(笑)


ともあれお三方とも、ありがとうございました。

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