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5 posts from May 2009

May 30, 2009

ハノン突入

大人のピアノ、バイエル下巻の50番台前半をやってます。

八分音符、八分の六拍子、繰り返し記号1、2などが登場。
「五本指=ドレミファソ」から使う鍵盤も少しずつ広がり
複雑になってきたけど、主旋律と和音が縦に決まるとうれしい♪

とはいえ「鍵盤楽器=打楽器」のタッチや音色はまだまだ。
間近で見る先生のお手本演奏に聞きほれるだけじゃなく
その指使いや手首の使い方や脱力を、早くマスターして
ピアノの弦をいい音で響かせてみたい!と切に願う。

さて夏にお教室で発表会があるとのこと。白玉さんも?と
先生に一応声をかけられたけど(そして一時は出る気に
なったケド)さすがにまだまだ未熟なので今回はパス。
初めてなのでまずは観客で、他の生徒さんのを聴かせて
いただきます。先生の演奏もあるので今から楽しみ。

その際選曲の参考にと実家にあったバイエル以後の楽譜を
少し送ってもらった。「ハノン」「ブルグミューラー」
「ツェルニー」「小さい手のためのツェルニー」など。
その中からレッスンで「ハノン」を今後足すことになった。

一番を早速弾いてみた。強く一音ずつ粒を揃えて!?
難しいぞ?それにそもそも鍵盤のどっからスタートすんの?

「ハノン」は音楽的な曲じゃないけど、マスターすれば
両手の五本指(特に薬指や小指)が強くなるそうだ。
中級上級になっても指の基礎練習に使われるとか。
(バレエならバーレッスンみたいなものなのだろうな)

「バイエル下」で両手使いの基礎、「リトルコスモス」で
スタッカートや違う曲調。そして「ハノン」で指の訓練。
不定期なレッスンに備えてこちらも毎日練習、練習!

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May 21, 2009

「塔」選歌欄評欄評(夢ネタ注意!)

タイトルはなんじゃこりゃ?ですが誤植ではありません。
【!以下はあくまでわたしがうたたねの夢に見た内容です!】

「塔」の半年会費が7500円から8000円に値上がりした。
というのも誌面がさらに充実し、こんなページが増えたから。

会員が気になる会員について熱く語る【連載】ページ。
「小学生の何々さんはこんな人柄で・・・」
「こういう職業人の誰それはこんな歌風」などを
ひとりが対象いち会員半ページとか使って語る。
永田主宰が、でもいいし誰かが誰かを、でもいい。

【あ、これはもう実現してますね(汗)過去に単発ですが
「私の偏愛する塔の歌人」投稿特集、はありました】

なぜか横書きページで「選歌欄評欄(の講)評」の新設。
特集のようなタイトルページに空港の大きな俯瞰写真があり
「あまたある会員の作品から(管制塔から見たごとく)
ピックアップして評した本欄を、識者(他の会員)が読んで
講評します。歌評の書ける人材をさらに増やす参考となれば」

ということで各選歌欄評子の引用した作品がリスト再掲され
その論評本文に他の誰かが講評を加える。
「この歌には、評以外にこういう解釈もありうるよ」
「この評はよい。解釈に新たな方向性を提示した」
もちろん「この評は歌評の形をとってはいるが、歌そのもの
被引用者本人よりも、評者の自分語りに堕ちてしまっている」
などなど。

・・・こんな夢を見ていたらしく、うたたねから目覚めた瞬間
誌面のレイアウトまでリアルに映像(絵)が脳裏に浮かんでいた。
「塔」は夢の中で、また少し分厚くなっていた。編集スタッフや
校正ボランティアの会員さんたちの、尽力のたまものとして。

時間があったのでそれをそのままキーボードに打ったのが↑。
【再度強調すると、ここまではあくまで夢ネタで現実とは違います】

・・・六ヶ月間「吉川宏志選歌襴評」を執筆させていただいた
ことが潜在意識にあったから、こんな夢を見たのかな?

実際、歌を選ばせていただいた作者(被引用者)の方複数から
いずれも達筆で丁寧な「選歌欄評掲載お礼」のお手紙が、
わたしの手元に届いている。

だからこそ被引用者の方【以外】からあの評本文がどのように
評価されたのか、わたし自身が知りたいだけかもしれない。

見てほめて私を私の作品をと叫ばぬ趣味のいずこにやある
(再掲、「塔」掲載の拙作より)

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May 18, 2009

ながぐつさがし

ここ数年作業で愛用していた長靴が、ついに劣化して破れた。

Photo





自分の足元を撮影したのでさかさまですが。

かなり前から畑(大)の特大物置に置きっぱなしの作業用。
耕したりコンポストの中身を踏んだり、農作業にこの穴あきでは
不便なので買い替えを決定。週末は靴屋回りとなりました。

条件は、街歩きしないから外見はそれほどこだわらないが
ロングブーツで防水で、わたしのふくらはぎが入る(汗)。
また作業靴だが安全靴(スチール入りの工事/岩場用)
ではなくていい。底はある程度の滑り止めがあり、
でもスパイク(岩用金属グリップ)は無いタイプ。

白玉ダンナが別件の買い物でクルマを出したのに便乗し、
土曜日は半日かけてハシゴ。ホームセンター3軒と、
郊外型靴屋/アウトドアショップ/作業着店各1軒・・・

ホームセンターはこじゃれた園芸用のショートか男の作業靴。

靴屋の長靴売場は梅雨入りに間があるのでレディース品薄。

作業着店の長靴も男性用サイズ(LやLL、3L)が多く、
女性用は、食品加工の白いゴム長とかばかり。

アウトドアショップのは細身で高価。

うーんなかなかないねぇ。「じゃあ釣具店行ってみる?」
というわけで釣具店にも2軒。意外だったけど、確かに
防水ブーツの需要/供給は一年中充実しているはず。

白玉ダンナによれば、釣具店にも二系統あって今回は
海釣り系に行く。川釣り/ルアーフィッシング系の店だと
岩歩き向けのスパイクブーツが多いとかで今回はパス。
海釣り系との区別は店名でだいたい判るそうで
(じゃあわたしが手芸店とキルトショップを店名で
区別するのと同じだな)と妙に納得できた。

さてその海釣り系大手チェーンのロードサイド店A。
店員さんには「ボートですか磯ですか?」と訊かれた。
「いえ、農作業です」「あーなるほど、じゃあ・・・」
底ゴムのデッキブーツは畑の泥に滑りそうなのでパスし、
「スパイク無し」から足に合うのを探す。う、コレきつ!
コレのSサイズはよさそうだけど、デザインがねぇ・・・

ここで日没。時間切れで土曜日は結局何も買わず帰宅。
ついでながら、こどもたちはこういうショッピングには
もうついてこない。習い事もあるし、クルマに揺られるより
「家で本やゲーム」を選んだりする。ま、高学年だしね。

さて翌日曜日、再度クルマを出してもらって釣具店大手B。
を、昨日のと違うデザインがある!底もそれなりのグリップで
足も入るなSサイズ。足首から先は中でちょっと動くけど
中敷きを足すほどじゃないし、ふくらはぎには調整ベルト。
色も野良着のUVジャケットに合いそう。よし、これにする!

二日間が長靴さがしで終わってしまったケド、おかげで
また長く愛用できそうな道具が一足、増えました。

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May 15, 2009

「塔」09年5月号掲載歌

誰といつ観たか触れずに綴られるあまたのブログの映画レビュー

まにまにのうたと覚えて九歳は「このたびは」の初句度忘れす

入試問題「キャベツとレタスを見分けよ」を違(たが)うわが子に言葉失う

鋤鍬も刃物たること思いつつ固きブラシで泥そぎ落とす

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May 08, 2009

「塔」09年2月号 吉川宏志選歌欄評(09年4月号掲載)

お久しぶりのブログ更新です。

農繁期と言ったらプロ農家の皆さんに笑われそうだけど
苗の準備、畑(市民農園)の準備、植え付けなどと
ゴールデンウィークの家族大移動、そして半年続いた
最後の「塔」選歌欄評執筆などが重なっておりました。

また少しづつ復活しますのでお立ち寄りください。


さてタイトル。こちらも転載が遅くなりましたが
発行済の内容なので自分の執筆部分を引用します。
以下原稿用紙7枚以上の長文ですのでご了承ください。

********* 引用はじめ *********

ビル光る進学塾の自転車のドミノ倒しや木枯し一号 宮良 米子
さあお食べ日能研の子どもたちでっかいNの荷は降ろさずに 相原 かろ 

 宮良さんの歌の自転車の主たちは、ビルに夕日が当たっていることも愛車が木枯らしに倒されたことも知らぬまま、鉛筆を握っている。相原さんの歌の日能研は首都圏屈指の中学受験塾。揃いのNマークリュックの子どもたちは弁当持参で深夜まで家に帰らず勉強する。塾通いの児童の姿は時代を反映しているが、歌の切取り方は作者ごとにさまざまだ。

段数を数える声がくだりおる下から二段目しばしとぎれて 岡山あずみ

 作者の聴いた声の主は地面まであと二段の位置まで来て足を止め、残りを一気に跳ぼうか思案したと思われる。姿の見えぬこの子の行動を読者にも想像させる、冷静な描写。

いくばくの余命と思はれし癌の子が初潮を迎へ年改まる 中山 光一

 同じ子どもでもこの少女への視線は温かい。初潮の年齢まで生きられ、また新年を迎えられた。彼女のために赤飯も炊かれたかもしれない。作者や周囲の感慨が伝わる歌。

エレベーター防犯カメラのぞき込み酔ひたる君は我を抱き寄す 田中 律子

 こちらは大人の相聞歌。「君」は防犯カメラの向こうに見せつけるために作者を抱き寄せたのか。作者は薄々ご存知かもしれないが、他の状況で「君」はどうなのだろう。

鉱石を発見するごと若き歯科医眼ぎらぎら口中覗く 髙嶋 肇

 次の歌に「美しき歯科医」とあるからおそらく女医。マスクの上の若き眼に口中を隅々まで観察される被診察者の落ち着かない心境が、初句二句・四句で表現された。

ところでと言葉あらためわが歳を問ふ理髪師を十年は知る 金井 一夫

 上句でこの理髪師の人柄が判る。不要な詮索をせぬ距離感が居心地よかったから、作者は十年来の常連になったのだろう。

五人みなメガネかけたる事務局員 会場湧けど俯きており 鵜原 咲子

 組織で働く職員たちの描写だが、あまり自分を出さぬタイプが集まったのか。主催イベントが盛り上がっても自分たちはひっそり隅に並んだまま。初句二句で地味な制服姿まで想像できそうだ。作者が観客の一人だったとすれば、この歌の気づきは素晴らしい。

雪の朝九千箱ものするめ烏賊市場に並ぶと活気づく街 大垣 保

 仕事場は仕事場でも、この歌はにぎやか。二句助詞を「の」でなく「もの」としたことで、ずらりとイカの箱が並ぶ市場の空間や喧噪、冬の朝の漁港の熱気まで見えてくる。

通勤の同じ時間に家を出て今日は日の出の阿武隈河口 佐藤 和彦

 毎日同じ時間でも季節のほうが日々変わる。通勤途上の作者に阿武隈河口の日の出が見えた。観光客には味わえぬ土地の者ならではの眼福が、調べのよい定型におさまった。

明け方の浅き眠りに夢ありて崖の上の家に男性が草刈る 久次米俊子

 この夏「崖の上の」といえば宮崎駿のアニメ映画で、劇中の家でも豊かな草がそよいでいた。作者の夢では(映画と同じ家だったかは不明だが)見知らぬ男性がその周囲の草を刈っていたという。まどろみの中の幻想的なイメージに、こころを遊ばせられる歌。

今日も又明日東の空に出るバスタオル干す位置はいつもここ 小橋扶佐子

 二句の読みは「あすひむがしの」か「あしたひがしの」か?上下句の落差を狙うなら前者、下句の生活感に合わせると後者。あるいは助詞を足して「あす<も>ひがしの」とすれば、初句二句の調べがより整うのでは。

朗々と朝の電話に責められぬ一時間十分受話器重たし 鈴木美代子

 朝の歌が続いたが、最後はいささか毛色が違う。早朝から叱責の長電話。朝から予定を狂わせられ、相手の剣幕に切るに切られぬ作者の思いが、初句と下句に表れている。

茄子あれば茄子のみの汁箱膳の食器洗わぬことは常にて 森 真澄

 私の昭和ひと桁生まれの父も同じ体験を語っていた。献立は旬の作物尽くしで、食後は漬物で器を清めて箱膳に仕舞ったそうだ。質素だが、女衆の洗い物の負担を減らし、今で言うエコな心遣いが豊かに思える戦前の夕食風景。現代に再現するのは難しいか。

年三回花を咲かせし野牡丹は越してしまいぬお団子屋連れて 早石 恵子

 近所の花がその主と共に転居する歌は他にもあるだろうが、この歌では野牡丹が主語に座り、持主のお団子屋一家が引立て役だ。作者の普段の気持ちが「団子より花」だったのだろうが、逆転で妙な可笑しみが生まれた。

呆けたる後にも母はふり向きぬ後妻という語に耳ひきつらせ 高橋万里子

 後妻と後ろ指さされた時代を過ぎ、認知症を患いながらも長生きしたのに、この言葉にはびくっと反応する作者の母。結句「耳ひきつらせ」にすべてが凝縮されている。

謹啓と書けば言の葉つながり来 母が逝去の通知の文章 樺澤 ミワ

 身内の死亡通知は書き出しが難しいが、作者は決まり文句に救われた。筆が走り始めた安堵感が、調べのよい二句三句より伝わる。

幸せだったと後の人らに伝えむといつも笑顔で撮られし母よ 林 雍子

 ということは、作者の母は自身を幸せとは思っていなかったかもしれない。撮影の度に作り笑顔を絶やさなかった母の写真(あるいは遺影かも)を見つめる作者。

手の窪が菊のやうにぞそそけ立つあねのこころを見てしまひたり 藤木 直子

 女きょうだいは互いに何かライバル意識を抱えたまま年を重ねる。作者は姉が隠してきた思いをふとしたことで知ってしまった。上句全体が「あねのこころ」を修飾しているが、実景でも姉の心象だったとしても、作者の驚きと内心のとまどいはずっと消えない。

感情の分類が増えていくことも大人になるということなのです 水口 典子 

 ネット短歌や前衛短歌にありそう、という第一印象だったが(他の歌から)作者はこのメッセージを思春期の娘に向けている様子。もし若い人が作者だったら、特に下句が生意気で鼻持ちならぬ歌と私には思えただろう。

教え子のダイナミックな抱擁をよろける足でしっかり支う 吉池 泰子

 他の歌から教え子が六十五歳と判るから、作者はもっとご高齢なはず。体型も体力も自分を越えた教え子の再会の抱擁に、のけぞりながらも踏みとどまる作者。何年経っても教師たることを忘れず教え子を包む作者を、私も師と仰げたなら・・・と羨ましく感じた。

ガムテープそうガムテープが入り用だ教室に来るとぞ思い出したり 芦田 美香

 教師は休み時間も準備に忙しいが、教室まで来て教材の忘れ物に気づくとは。内心の冷や汗を上句の口語体に上手く封じ込めたが、さてこの授業、首尾はいかがでしたか?

********* 引用終わり *********

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