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2009/01/16

「塔」09年01月号掲載歌

水晶婚過ぎて初めて許されて墓を磨けり秋の彼岸に

親戚が滞在中の数日はわれわが家の管理者と化す

その父の一筋抜いて十歳が「テグスみたいにきれいな白髪!」

九歳が読む三重県はさんじゅうけんオーブン県は九州にある

朝練の日を間違えたらしき子に何もできずに玄関を掃く


今月からわたしの選歌欄評が載りはじめた。
また深尾和彦さんが、11月号掲載の拙作に
選歌欄評を書いてくださった。ありがとうございます。

「安定しているから夢は銀行員」わが文集は子に見せられぬ

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コメント

「塔」の選歌欄評は選者ごとに違う人が書いていますし
この一首!を熱く語る「一首評」襴も面白いです。
鑑賞・感想中心の筆者も文法・テクニック分析がメインの
筆者もいますが、いろんな視点があって勉強になります。

歌のアドバイザーならもっと適任の方が大勢いらっしゃると
思いますが、わたしでよければまたコメントお待ちしています。

投稿: 白玉だんご | 2009/02/11 02:36

コメント有難う御座います、今具体的に歌うところで悩み格闘中です

出来上がればまた披露するかもしれませんが、そのときは

よろしくお願いします。

投稿: BB | 2009/02/10 21:55

推理小説や刑事ドラマで、残された証拠の断片を手がかりに
事件の全貌を文字通り「推理」する場面があります。

それに習ってわたしもよく、何かの手がかりだけを
歌に詠み込み、読者の推理や想像を待つことがあります。

今月の拙作を例にすると、五首目:

朝練の日を間違えたらしき子に何もできずに玄関を掃く

ウチの子の実年齢を知らぬ読者でも、この歌の「子」は
クラブか習い事の朝練スケジュールを自分で管理している、
イコール「高学年以上の学生だろう」と推理できますし
読者の描く年齢や性別に幅があっても「母の歌」として
成り立つ内容だと思います。

また「その父の一筋抜いて十歳が」と「九歳が読む」の二首は、
年齢ならではの発想発言に着目した歌なので、読者が
男児、女児、どちらを連想しても成り立ちます。

子の歌ではありませんが:

水晶婚過ぎて初めて許されて墓を磨けり秋の彼岸に

は、墓を磨いた人(作者)が誰に何を許されたのか?
を特に語っていませんが、読者が各自の想像を広げる
余地があり、それが入選につながったものと思います。

「あえてそのままを詠わないほうが味わいが出る」などと
歌会の席で指摘されるのと、同じ趣旨だと思います。

投稿: 白玉だんご | 2009/01/27 20:06

だんごさん感想有難うございます、

お聞きしたいことがありますが、具体的なモノやヒトを詠うにあたって説明的にならない方法はありますでしょうか?

投稿: BB | 2009/01/27 18:12

下の句「テレビは父にうつ病宣言す」
がわたしには理解できませんでした。
「テレビは」が例えば「医者は」とかで
それに対応した上の句だったなら、
情景が伝わったかもしれません。

もし作者がわたしだとしたら、この歌では
「テレビに映し出されて父にうつ病宣言した
(ように見えた)具体的なモノやヒト」に言及し
もうすこし三十一文字の中で描写していたと思います。

投稿: 白玉だんご | 2009/01/25 22:56

第2弾いきます

父はテレビに歌下手くそとつぶやきてテレビは父にうつ病宣言す

感想をお待ちしています。

投稿: BB | 2009/01/24 18:25

こんな瓦礫ちんりん(簡単に言うとぼろぼろの意味)な私に
真剣な論評いただきまして有難う御座いました
またぶっ飛びな短歌を詠みますのでぶっ飛びな評論を
お待ちしています(苦笑)

投稿: BB | 2009/01/19 08:36

ををBBさん、お歌をありがとうございます♪
では歌会に出席した気持で、評論ならぬ感想を・・・

大空を見上げた瞬間の吸い込まれるような不思議さが、
「音」を媒体に面白く切り取られた歌だと思います。

ただ、主役の青空を強調するために、逆に作者ご自身の身体を
連想させる内容を、歌に含めた方がいいように思います。

例えば「見上げていたら足元がくらくらした」感じを述べるとか、
あるいは「交差点の雑踏の中で」などと詠んだ場所や
「どこで静寂を感じたか」をもう少し詳しく示すとか。

また技術的には「一瞬に」が冒頭にありしかも一字あけですが、
この状況を歌にするなら、上記を含め語順がまだ動く
(推敲すればさらにいい歌になるのでは?)と思います。

生意気申したかもしれませんが、ご参考になれば。

投稿: 白玉だんご | 2009/01/18 23:36

こんな歌を詠んでみました

一瞬に 全ての音が聞こえない錯覚を起こす程の青空

評論をお待ちしています。

投稿: BB | 2009/01/17 23:20

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