三たびドラマで「五月野さつき」
愛読のジル・チャーチルのミステリ「主婦探偵ジェーンシリーズ」
二時間ドラマ化第三弾が、前作からちょうど一年、初回の第一作
からはなんと一年半の月日を経て、おととい放映された。
TBS月曜ゴールデン「ご近所探偵五月野さつき・殺意のキャンプ場」。
第二弾が「殺意の同窓会」だったから、まぁ安易なタイトルだわ。
読売新聞テレビ欄にあった今回の試写レビューでも:
(引用はじめ)
片平(なぎさ:白玉注)らのコミカルな演技は親しみやすく、
肩の凝らない作り。しかし、推理は冴えるが私生活では失敗ばかり
・・・という主人公の人物造形には新鮮味がない。
(引用おわり)
と手厳しい。でもまぁ「肩の凝らない」娯楽作ならこんなもの。
日本の二時間ドラマってありとあらゆる職業のシロウトが
探偵役になっているから、専業主婦では目立たないってだけ。
三人の子持ち未亡人のさつき。かっこいい刑事の友人(原作では恋人)
がいて、世代は違えど隣家の主婦と以心伝心の親友、って設定は
ある意味主婦の理想?しかも夫は事故死して家を残してるし。
つまりミステリというよりは、原作何巻かの解説にあった通り
主婦にとってのファンタジーなのでしょう。
ただ、この師走にキャンプ場の話とは季節外れだし、出演者の
ファッションが二シーズン前の春夏ものだったような気が・・・
前回の放映からだいぶ間があいたのに子役三人の印象がほとんど
変わっていない(特に次男役が低学年っぽさを保ったままだった)
ことも考えると、もしかして、まとめ撮り後のお蔵入りだった?
ドラマ第一作は原作シリーズの第一作でタイトルも同じだったけど
ドラマ第二作は原作の第四作めの翻案で、今回の第三作は
原作シリーズ第九作目(日本語訳の最新版)『飛ぶのがフライ』
を早くも映像化。シリーズの途中をすっ飛ばし過ぎ!だし
次回以降どうなるかは(翻訳者を亡くした原作同様)かなり心配。
でも第一作のレビューでも書いた通り、主人公の片平なぎさと
親友の中澤裕子、刑事の細川茂樹というメインキャストの三人は、
息が合ってて今回も楽しませてくれた。
BGMやテーマ曲も、白玉的にはけっこう気に入っている。
ドラマの出来はあまたの二時間ドラマに敵わないかもしれないが、
「ご近所探偵五月野さつき」シリーズ、まだまだ続いてほしい。


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