近所の私立中高一貫校で文化祭があると聞いたので、
この連休中にこどもたちと、興味半分で出かけてみた。
地面が見えないほどの人出と制服の若者たちに混じる。
高学年のわが娘たちには初となる大規模校見学、
わたしにも久しぶりの中高文化祭観覧だった。
入口でもらった総合パンフレットを広げてまずは作戦会議。
三人とも体育系と音楽系にはあまりこだわらなかったので、
美術部、漫画部、文芸部、鉄道研究会、科学部などを
校内地図を頼りに見て回る。へー、食堂も購買部もあるのね!
賞状の棚とかがある本館?の奥まったところに赤い和傘が見えた。
近くには制服に混じって和服姿の女子中高生が、受付机に居る。
「お茶席にご案内してまーす。お一人200円ですー」
歩き疲れたわが白玉家の三人も、お茶をいただくことにした。
一般客20人ほどに混じって和室に通される。どこに座ろう?
とりあえず列の最初と最後は作法が判らないから避けて、と。
【以下お茶席各部の正式名称を知らないまま描写します(汗)】
学校の部活動だから略式らしいが、隅にお釜がしつらえられ、
中央の畳には風炉(ふろ)を切るための正方形の切れ込みも。
列の中ほどに正座したわたしたち三人は、作法など全く知らない。
「ママどうすればいいの?」「ごめん、ママ(白玉)も判んない。
とりあえず最初の人や前の人をよく見てて、真似すれば大丈夫」
まず積まれた懐紙(かいし)が回され、客が一枚ずつ取る。へー
両手で一旦向こうに置いて、それから左隣の人の前にずらすのね。
つぎに菓子を並べた大鉢が回された。削り木のお箸に裏表があるし
菓子(今回は小型のおまんじゅう)を懐紙に取ったら、お箸は
懐紙の隅を折って先をぬぐうらしい。次の人にお辞儀をして
回してから、菓子をつまんでお行儀よくいただく。うわ、甘!
わたしたちを含むお客は床の間を背にコの字に並んで座っている。
高校生の女の子がお釜で立てる動作をしてる背中が見えるが、
それとは別に、次の間から茶器を両手で持った女の子たちが
何人も歩いて来て、習ったらしい所作で客の前に茶器を置く。
次の間の入口に畳を踏まぬよう椅子が1脚置かれ、講師かな?
年配の女性が素敵な和服姿で椅子にかけて、学生に指示してた。
うーん、受付でもらった紙をもっとよく読んどけばよかった。
【引用始め】
「お茶の正しい飲み方〜簡単解説〜
(1)お茶椀を右手でとります。
(2)お茶椀を両手でもち、少し高くあげておろします。
(下には置きません)
(3)お茶椀を左に二回回します。
(4)そして、飲みます。
*これはあくまでも参考です。
【引用終わり】
うちも含めて何人かいた小学生くらいのこどもたちは、
皆いただいたお抹茶に「う、にが〜いっ」って表情をしていた。
講師の女性がおっとりと「そこのお坊ちゃんにはちょっと
苦かったかしら?どう?おいしい?」などと言う。
大人たちからは、上品なさざめくような笑いがもれた。
外の文化祭の喧噪をしばし忘れ、ゆったりさせてもらいました。
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